抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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非対称突起を持つマイクロ流体チャネルは,チャネルを通って移動する液滴の混合を向上させるためにこれまで利用されている。液滴の流れパターンを研究し,混合現象の説明を支援するために,本報では任意のチャネル形状における液滴の動力学をシミュレーションするはめ込み境界法を開発した。本法では,界面がその特性を維持し,界面の厳密な位置で境界条件が満たされる鋭敏界面手法によって流体-固体界面を取扱った。他方,界面不連続性を近似デルタ関数によって正規化する拡散界面手法によって流体-流体界面を取扱った。シミュレーションの結果は,一方の側にバンプをもつチャネルの液滴に対して液滴内部の流れパターンは粘性比とバンプの形状に大きく依存することを示した。粘性比またはバンプの曲率が増すときに,液滴内部の渦対はゆがみ,または一つの単循環に縮小した。三次元では,またスパン方向に循環が発達した。液滴内のパッシブトレーサのシミュレーションによってこれらの流れパターンの混合向上を実証した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.