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J-GLOBAL ID:201302277618522560   整理番号:13A0993171

HEK293細胞におけるヒト完全長PPARγ2の一過性発現,精製及び特性化

Transient expression, purification and characterisation of human full-length PPARγ2 in HEK293 cells
著者 (5件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 189-195  発行年: 2013年06月 
JST資料番号: W0282A  ISSN: 1046-5928  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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HEK293-6E細胞でヒト完全長ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体ガンマ(PPARγ)の高レベル一過性発現を確立した。高純度のヒト完全長PPARγを得るために,効率的な精製方法を開発した。PPARγの機能特性(つまり,リガンド結合,Cdk5仲介型PPARγリン酸化)を実証した。チアゾリジンジオンとして知られている有効な抗糖尿病薬(例えばロシグリタゾン,ピオグリタゾン)は,PPARγでのそれらのアゴニスト活性によってそれらの治療効果を発揮する。多領域転写因子としてのPPARγは,天然リガンドや合成リガンドに応じて,転写レベルで標的遺伝子の発現を調節するために異なるレチノイドX受容体(RXR)とヘテロダイマーを形成する。適切な量の完全長蛋白質として2つの主なヒトPPARγイソ型(PPARγ1とPPARγ2)のどちらかを生産する困難さは,PPARγとその付随する蛋白質パートナーに関する詳細な機構研究を妨害した。本研究では,組換えのヒト完全長PPARγ2蛋白質を生産するための,効率的な一過性発現系を報告した。ヒトの完全長PPARγ2をコードするDNAを,哺乳類のエピゾームベクターでクローン化し,10mg/L培養の発現レベルでヒト胚腎臓293(HEK293-6E)細胞で一過性発現させた。精製した組換えPPARγ2蛋白質の同一性は,質量分析によって確認した。精製したPPARγ2蛋白質は,リガンド結合において活性であり,Ser273でのCdk5/p25によってin vitroでリン酸化することができた。さらなる研究によって,選択されたPPARγ調節因子は,in vivoでCdk5仲介型PPARγ2におけるSer273のリン酸化を阻害することを示した。得られた結果から,創薬応用に適した大量の純粋で機能的なヒト完全長PPARγ2を生産する実現可能性を実証した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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遺伝子発現  ,  動物組織・細胞による物質生産 

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