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J-GLOBAL ID：201302277859081327   整理番号：13A1179073

都市近郊における猿害リスクと対策意識の空間分布

Spatial Distribution of Public Attitude Corresponded to Damage Risk by Japanese Macaques in Suburban Area

著者 (3件)： 中村大輔 (岐阜大) ,  吉田洋 (山梨県環境科研) ,  松本康夫 (岐阜大)
資料名： 農村計画学会誌  (Journal of Rural Planning)
巻： 32  号： 1  ページ： 65-71  発行年： 2013年06月30日 
JST資料番号： Y0829A  ISSN： 0912-9731  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 山梨県富士吉田市の4地区を対象に,猿害リスクと対策意識の空間分布について考察した。対象地区の現地調査,地域住民への意識調査などを行った。その結果,糞尿被害よりも食害のほうが空間的な広がりがあることが分かった。対策については,「サルを誘引するモノの管理」「食べ物となる樹を植える」「放棄果樹の手入れ」「集落周辺の刈り払い」といった周辺環境を整備する対策の支持が強かった。被害リスクが低い地域では支持する対策,対策意識双方で近隣住民の意見がまとまらない傾向がみられた。被害対策の指針は行政,専門家,住民が協働して客観的なデータを積み上げたうえで作成していくことが望ましい。

シソーラス用語： 対策 ,  山梨県 ,  *意識調査 ,  現地調査 ,  都市郊外 ,  *鳥獣害 ,  *住民意識 ,  *サル ,  アンケート ,  環境 ,  住民
準シソーラス用語： *リスク対策 ,  *猿害 ,  周辺環境 ,  *獣害 ,  地域住民 ,  都市近郊 ,  被害対策 ,  富士吉田市

分類 (3件)： 有害動物による植物被害一般  (FC04071D) ,  自然保護  (SB06000L) ,  都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D)

引用文献 (13件)：

• 神崎伸夫. 山梨県におけるイノシシ・サルによる農作物被害の実態と農家意識. 野生生物保護. 2003, 8, 1-9
• 中村大輔. ニホンザル被害に対する集落住民の対策意識-混住化集落の場合-. 農村計画学会誌. 2007, 26, 317-322
• 江口祐輔. 鳥獣害対策の手引. 2002
• 木下大輔. 水稲地域における集団的な獣害対策の現状と非農家の協力の可能性. 農村計画学会誌. 2008, 27, 227-232
• 山端直人. 集落ぐるみのサル追い払いによる農作物被害軽減効果-三重県内6地区での検証-. 農村計画学会誌. 2009, 28, 273-278

タイトルに関連する用語 (6件)： 都市近郊 ,  猿 ,  リスク ,  対策 ,  意識 ,  空間分布