抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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冬季の極域混合層の安定性を状態方程式の非線形性を考慮した高解像度モデルによる実験を行い調べた。混合層の安定性,すなわち深層対流の発生と発達には,キャベリング,サーモバリック効果に加え,系の回転,背景の粘性・拡散係数が重要な要因として働くことが明らかになった。結氷下では,混合層内の対流が下層の温暖水を取りこむことで融氷を促し,水柱の不安定化を抑制する負のフィードバック機構が働く。回転や粘性・拡散は混合層内の対流を弱めるように働くが,そのことが逆に負のフィードバック機構を働きにくくして,不安定化を促進することが分かった。(著者抄録)