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J-GLOBAL ID:201302278279263246   整理番号:13A0868519

国内の水系における固定堰の親水的活用に関する研究

Research on Utilization of Fixed Weirs for Water-Familiar Activities in Domestic Watersheds
著者 (1件):
資料名:
巻: 76  号:ページ: 553-558  発行年: 2013年03月31日 
JST資料番号: F0408A  ISSN: 1340-8984  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究は,国内の水系における固定堰の親水的活用について報告した。先ず,研究の方法に関し,既往研究で対象とされた276例の堰のうち,廃止,撤去,可動堰へ改築されたものと被災地に立地する21例を除く国内79水系255例を対象に,データベースを用いて管理者の特定を進めたこと,そのうち112例については特定できたため,堰の管理者に対し電話による聴取調査を行ったことを報告した。次に,活用の有無と活用しない理由に関し,管理者に聴取を行った112例のうち49例(44%)について活用有,63例(56%)について活用無との回答を得たこと等を報告した。更に,54例の活用の検証に関し,活用についての聴取結果,活用の検証を報告した。加えて,低水路内での行為を前提とする活用の課題に関し,堰および周囲への入込みへの対応,安全管理と親水的活用の両立に向けた方策を報告した。結論として,活用事例の調査結果にもとづき,1)活用は親水的か,2)堰が活用されているか,の2点について考察し,親水空間としての堰体の活用は5例,越流観賞の対象としての活用は1例に過ぎないとの結論に至り,このことは,親水空間として8割,越流観賞の対象として9割の堰が物理的に活用可能という既往研究の知見と大きく異なることを報告した。最後に,景観要素としての堰の評価方法についても今後検討する必要性を提言した。
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分類 (2件):
分類
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河川調査・計画  ,  景観 
引用文献 (26件):
  • 1) 大熊孝(2003):人と自然の関係を豊かにする河川構造物を求めて:統計研究会編 学 際Vol.9:統計研究会ホームページ<http:// www.isr.or.jp/gakusai/09/tokushu_3. html#tokushu3>, 2012.9.14 参照
  • 2) 村上修一 (2012):国内83 水系276 例の固定堰の親水利用の可能性について:ラ ンドスケープ研究75(5), 559-564
  • 3) 村上修一,永橋為介,浅野智子,安場浩一郎,アロン・イスガー,佐藤祐一(2004): 歴史的頭首工の親水空間としての可能性-吉野川第十堰の利用観察調査をとおし て:日本建築学会四国支部研究報告集4, 89-90
  • 4) 村上修一 (2006):歴史的頭首工の親水空間としての可能性-桂川一の井堰の利用観 察調査をとおして:日本都市計画学会都市計画報告集5(2), 59-62
  • 5) 村上修一(2006):歴史的頭首工の親水空間としての可能性-仁淀川八田堰の利用観 察調査をとおして:日本都市計画学会都市計画報告集5(3), 82-85
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