抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
イントラEMC問題に対応した設計手法を提案した。イントラEMC問題の発生要因は,基板内結合とアンテナ経由空間結合とに分類される。しかし,基板内のIC及び配線を放射ノイズの発生源であるアンテナとして捉えると,EMC問題を2つのアンテナの電磁結合問題に置き換えることができ,2つのアンテナの電磁結合はアンテナ間の距離の大小によって評価できる。さらに,この電磁結合は,その代替としてアンテナとノイズ源の磁界の重なり合い(磁界相関)を用いて評価できる。本稿では,ノイズ発生源の最適配置にこの磁界分布相関を用いた設計手法を提案した。そして,この提案手法を評価モデルによって検証した。ノイズ源をループアンテナと模し,ループアンテナの給電点をパラメータとして,2つのアンテナ間の電磁結合と磁界分布の重なり度合いを結合特性として評価し,ノイズ源の最適配置設計への有効性を確認した。最後に,実機での検証結果を述べた。