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J-GLOBAL ID：201302278546185187   整理番号：13A0763719

溶液交換のためのマイクロ流体チャンネルに統合した液滴に基づく脂質二重膜システム

Droplet-based lipid bilayer system integrated with microfluidic channels for solution exchange

著者 (9件)： TSUJI Yutaro (Kanagawa Acad. of Sci. and Technol. (KAST), Kawasaki, JPN) ,  TSUJI Yutaro (Univ. Tokyo, Meguro-ku, JPN) ,  KAWANO Ryuji (Kanagawa Acad. of Sci. and Technol. (KAST), Kawasaki, JPN) ,  OSAKI Toshihisa (Kanagawa Acad. of Sci. and Technol. (KAST), Kawasaki, JPN) ,  KAMIYA Koki (Kanagawa Acad. of Sci. and Technol. (KAST), Kawasaki, JPN) ,  MIKI Norihisa (Kanagawa Acad. of Sci. and Technol. (KAST), Kawasaki, JPN) ,  TAKEUCHI Shoji (Kanagawa Acad. of Sci. and Technol. (KAST), Kawasaki, JPN) ,  MIKI Norihisa (Univ. Tokyo, Meguro-ku, JPN) ,  TAKEUCHI Shoji (Keio Univ., Yokohama, JPN)
資料名： Lab on a Chip  (Lab on a Chip)
巻： 13  号： 8  ページ： 1476-1481  発行年： 2013年04月21日 
JST資料番号： W2330A  ISSN： 1473-0197  CODEN： LCAHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 先に,液滴接触法を用い,脂質二重膜におけるα-ヘモリシン(αHL)のチャンネルコンダクタンス測定について報告したが,液滴内の溶液交換ができない欠点があった。今回,マイクロ流体チャンネルを介し液滴の溶液交換を可能とする液滴接触法について報告した。流速変化の面で二重膜の安定性を実験的に検討し,αHLの結合分析を一つの阻害剤を用いて評価した。この系は液滴内にαHLの遮断剤の注入と排出を可能とした。遮断剤の濃度は注入速度と交換時間により制御し得た。この系の溶液交換は20秒以内に行うことができ,膜の障害はなかった。イオンチャンネル近位の溶液の交換は,分析に濃度変化と異なる透過性イオンあるいはイオンチャンネルへの調節剤や薬物の応用が必要であり,チャンネル分析に重要であった。本溶液交換可能な二重膜システムは,イオンチャンネルの急速で簡単な分析のための強力な手段であると示唆した。

シソーラス用語： *液滴 ,  *脂質二分子膜 ,  溶液 ,  流速 ,  安定性 ,  溶血素 ,  *イオンチャンネル ,  動水力学 ,  膜透過 ,  放射強度 ,  シミュレーション ,  *マイクロチャネル
準シソーラス用語： αヘモリジン ,  *マイクロ流体チャネル ,  蛍光強度

分類 (2件)： 脂質一般  (EB05010B) ,  生体膜一般  (EF04010G)

タイトルに関連する用語 (5件)： 溶液 ,  マイクロ流体チャンネル ,  統合 ,  液滴 ,  脂質二重膜