文献

J-GLOBAL ID：201302278721985507   整理番号：13A0597474

ノースカロライナ州の山麓森林源流域における水量と水質に対する土壌の影響

EFFECT OF SOILS ON WATER QUANTITY AND QUALITY IN PIEDMONT FORESTED HEADWATER WATERSHEDS OF NORTH CAROLINA

著者 (4件)： BOGGS Johnny (Forest Serv., USDA, North Carolina) ,  SUN Ge (Forest Serv., USDA, North Carolina) ,  JONES David (NCDA, North Carolina) ,  MCNULTY Steven G. (Forest Serv., USDA, North Carolina)
資料名： Journal of the American Water Resources Association  (Journal of the American Water Resources Association)
巻： 49  号： 1  ページ： 132-150  発行年： 2013年02月 
JST資料番号： B0905A  ISSN： 1093-474X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 対流域アプローチを用いて,ノースカロライナ州の森林条件下にある6山麓源流域の降雨流出と水質条件を比較評価した。対象流域は,ノースカロライナ州で代表的な地層と土壌特性のカロライナ粘板岩帯(CSB)と三畳紀盆地(TB)地域内にある。各流域の10分毎流量を測定し,2週間毎および豪雨後数日内に採取した水試料から水質データを収集した。流量データは流域面積で割って流出高(mm)に変換し,水文年2008年4月~2009年3月の年間水収支と流出高/降水量比を求めた。水収支検討結果より,植物休眠期と成長期でCSBとTBの流出高/降水量比の大小関係が反転すること,TBの洪水流量はCSBよりも有意に高いことを示した。水質では時間重みづけ平均濃度(TWMC)と流量重みづけ平均濃度(FWMC)を求め,季節別および降雨別に比較した。CSBとTB流域の全浮遊砂(TSS),全有機炭素(TOC),全リン(TP)および全ケルダール窒素(TKN)濃度と流出量に有意な差がなく,全河川の底生大型無脊椎動物生物指標スコアが良好であることを示した。本研究の水文・水質調査結果は山麓の小森林源流域のベースラインデータになると考えられる。この地域における今後の都市開発ではベースライン水文特性の差と水量・水質に対する土地利用変化の影響,および渇水の影響を考慮すべきであると結論付けている。

シソーラス用語： ノースカロライナ州 ,  流域 ,  *水文学 ,  流量 ,  *水質 ,  *土壌 ,  粘板岩 ,  三畳紀 ,  水収支 ,  TOC【炭素】 ,  生物指標 ,  渇水 ,  都市開発
準シソーラス用語： 河川水質 ,  河川流量 ,  源流 ,  降雨流出 ,  山麓 ,  *森林水文学 ,  森林流域 ,  水文特性 ,  全リン ,  全窒素 ,  底生大型無脊椎動物 ,  土地利用変化 ,  浮遊砂濃度 ,  流出率

分類 (1件)： 水文学一般  (DC07010R)

タイトルに関連する用語 (7件)： ノースカロライナ ,  山麓 ,  森林 ,  源流域 ,  水量 ,  水質 ,  土壌