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J-GLOBAL ID:201302278766306210   整理番号:13A1770956

夏季の剪定と施肥によるブドウ‘マスカット・オブ・アレキサンドリア’12月加温樹の無機窒素栄養条件の改善

Improvement of Inorganic Nitrogen Condition by Summer Pruning and Fertilization in ‘Muscat of Alexandria’ Grape Vines under Early Forcing Culture
著者 (6件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 147-154 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: L4829A  ISSN: 1347-2658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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夏季施肥および夏季剪定が12月加温のブドウ‘マスカット・オブ・アレキサンドリア’の溢泌液および葉柄中の無機態の窒素濃度に及ぼす影響を検討した.養液栽培したブドウ9樹に3水準の施肥と3種類の剪定手順を組み合わせた処理を行った.すなわち,夏季剪定して冬季に5芽で剪定した樹,夏季剪定して冬季に1芽で剪定した樹および夏季剪定しない慣行の枝管理樹について,収穫後夏季(6~7月)に3水準(窒素施肥量で15,10および5 g・m-2),秋季(9~10月)には一定量(窒素量で12 g・m-2)の化学肥料を施用し,12月から加温栽培を行い,溢泌液中および葉柄中の無機窒素レベルを測定した.その結果,溢泌液中の無機窒素濃度に及ぼす夏季施肥および夏季剪定の影響は判然としなかった.結実期の葉柄中の硝酸態窒素濃度は,10および15 gN・m-2を前年夏季に施用した樹が5 gN・m-2施用樹より高く,夏季施肥は翌年の樹体内無機窒素濃度に影響を及ぼすと考えられた.さらに,夏季剪定も葉柄中の窒素濃度に影響を及ぼし,夏季剪定によって結実期の葉柄中の硝酸態窒素濃度が高まった.しかし,冬季剪定の剪定強度は葉柄中の窒素濃度に影響を与えなかった.(著者抄録)
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分類 (2件):
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果樹  ,  施肥法・肥効 
引用文献 (21件):
  • Andersen, P. C. and B. V. Brodbeck. 1989. Chemical composition of xylem exudate from bleeding spurs of Vitis rotundifolia Noble and Vitis Hybrid Suwannee in relation to pruning date. Amer. J. Enol. Vitic. 40: 155-160.
  • 藤本順子.2010.葉柄汁液を用いた超早期加温‘デラウェア’の窒素栄養診断.土肥誌.81: 125-129.
  • 福田浩幸・福田 忠・松瀬政司・稲富和弘.2003.夏季剪定が早期加温栽培ブドウ‘巨峰’の生育と樹勢回復に及ぼす影響.佐賀果試研報.15: 15-21.
  • 伊藤操子・小林 章.1969.開花前の栄養がブドウの花房の発育と結実に及ぼす影響(1).砂耕液のN濃度の影響.京大食研報告.32: 39-43.
  • 金原啓一・岸 祐子.2001.ドリップ灌水によるブドウの根圏制御栽培における窒素およびリン酸施肥量の違いが樹体生育,果実品質および収量に及ぼす影響.栃木農試研報.50: 69-77.
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