抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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薄板状の木質材料を複数積層接着した板材について,薄板間に引っ張り強度に優れた炭素繊維シートを挿入,接着した場合の強度の向上を検証した。具体的には,厚さ1.6mmのシナ材曲げ合板の表面材の繊維方向が平行になるように3,5,7層積層,曲げ合板の間に平織りの炭素繊維シートを1層挿入し,熱圧することで板材を作製した。比較試料として,炭素繊維を挿入しないで同数積層,接着した板材を作製し,それらの強度を比較した。それらの試験片の3点曲げ試験を行った結果,シナ材曲げ合板の積層数が3層の時,炭素繊維を挿入しても,曲げ強さの向上はみられなかった。しかしながら,シナ材曲げ合板を5,7層積層した板材では,炭素繊維を挿入した板材の方が,炭素繊維を挿入していない板材より,曲げ強さが約2割大きくなった。(著者抄録)