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J-GLOBAL ID:201302279078144857   整理番号:13A1845003

アントシアニジン色素とAlおよびFe含有メソポーラスシリカの複合化と色材としての特性

Anthocyanidin Dye and Al/Fe-Containing Mesoporous Silica Composites and their Color Properties
著者 (4件):
資料名:
巻: 86  号: 11  ページ: 397-402  発行年: 2013年11月20日 
JST資料番号: F0174A  ISSN: 0010-180X  CODEN: SKYOAO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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明るく,多彩な色相をもち,かつ光安定性の良好な顔料を得る目的で,アントシアニン色素と金属含有メソポーラスシリカ(MPS)の複合体の研究を行った。水溶液中のアントシアニン色素(ブドウ果皮から抽出)はMPSならびにAl含有MPSにほとんど吸着しなかった。色素の吸着には,加水分解によってアントシアニンの糖鎖を除去した疎水化アントシアニン(アントシアニジン)色素を用いる必要があった。金属を含まないMPSは,エタノール溶液中のアントシアニジン色素を吸着しないが,Al含有MPSは染料を吸着させ,明るい赤色の粉末が得られた。一方,鉄含有MPSはAl含有MPSに比べてはるかに効率的にアントシアニジン色素を吸着し,それにより明るい青色の粉末を得た。これらの複合粉体は,アントシアニジン色素(色素の安定化効果を有する糖鎖を除去してしまっている)を用いたにもかかわらず,メソ細孔に吸着させていないアントシアニン色素に比べて光安定性が改善されていた。Fe含有MPS複合体での光安定性がとくに高くなったことから,結論として,安定化が困難であると言われているアントシアニン由来「青色顔料」を得ることに成功した。(著者抄録)
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顔料 
引用文献 (13件):
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