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J-GLOBAL ID:201302279154038751   整理番号:13A1287522

Fennec2011航空機キャンペーンの期間に測定したサハラのダストエアロゾルの光学的特徴と粗大粒子モードからの寄与

Optical properties of Saharan dust aerosol and contribution from the coarse mode as measured during the Fennec 2011 aircraft campaign
著者 (16件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 303-325  発行年: 2013年 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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マリ,モーリタニアおよびアルジェリアに起源をもつサハラ砂漠のダストの新しい航空機による現場測定をサハラ砂漠の辺境地帯をわたるFennec2011航空機キャンペーンの期間に行った。300μmまで延長されたダストのサイズ分布を明らかにし,これまでに公開されてきた航空機によるサハラ砂漠のダストと比してさらに粗いモードまで拡張した測定値を示した。有意な粗いモードが有効直径(deff)2.3から19.4μm,及び体積メジアン直径(dvc)5.8から45.3μmまでの測定値の分布に存在した。平均サイズ分布はこれまでの航空機による測定値よりも粗いモードの粒子の相対比率が大きかった。最も大きな粒子(deff>12μmもしくは,dvc>25μm)には陸上から1km以内でのみ遭遇した。個数密度,質量負荷および消散係数は浮き上がってからのダストの年齢と反比例の関係が見られた。ダストの粒子サイズはダストの年齢と弱い指数関数的関係がみられた。新規に浮き上がったダストの2つの事例には全く異なるサイズ分布と個数密度の特徴が見られた。単一散乱アルベト(SSA)の550 nmでの値を測定したサイズ分布から計算したところ,0.70から0.97の範囲の屈折率によって決定する高い吸収が明らかとなった。SSAは強くdeffと結びついていることが明らかとなった。新しい器具の使用による直接測定から,deffが2μmよりも大きい場合には,ローズマウントインレットの背後ではSSAを最大0.11まで過大評価することが明らかとなった。航空機によるこれまでの測定値はこの理由から,過大評価となっていたのかもしれない。放射輸送計算はFennec2011の期間のSSAsの範囲は,粗いモードが無視できる場合には短波による大気の加熱率のもとで2.0から3.0倍過小評価することにつながることを示している。これは,数値計算による天気予報や気候モデルによって考慮に入れられるべき,サハラ砂漠の大気力学と循環に影響を与えるだろう。
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分類 (2件):
分類
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放射,大気光学  ,  粒状物調査測定 

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