抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,気候変動への対応としての水管理における地域共同体の契約,特に,女性の包含に焦点を合す。水に係る問題に取り組むことは気候変動への適応の中心であり,市民社会,取り残された人々や女性は,特に包含されるべきである。これは道徳的と実利的の両方の理由からである。それは,取り残された人々が,極端な気象事象により最初に最悪な影響を被るだけでなく,彼らが,気候変動への適応戦略へ著しく貢献できる地元の生態系・社会・政治の知識を所有していることによる。その社会的役割と世界における立場により,女性は,水不足と洪水に大きく悩まされ,貧弱な水管理による深刻な影響を被る傾向にあるが,政府機関に効果的に参加することが非常に困難である。気候変動に直面した水資源の持続可能な長期的管理には,気候変動に対処し適応するための有効な社会的技術についての知識を持つ女性の参加が要求される。地域社会ベースの環境教育が,それ故,水に係る気候変動へ適応する行動と政策展開における女性の公平な関与を拡大するために必要である。地域レベルでぎりぎりの予算で活動している世界中の環境NGO機関が,組織し,意識と信頼を高めるための様々な方策を展開しており,地域の活動家による成功的な気候防衛プログラムの作成の支援をする。本稿は,地域社会ベースの環境と気候変動の教育のための南北イニティアティブやモデルについて論じる。これらは,政治プロセスにおける草の根の,特に,女性の参加を広げるための流域ベースの民主的な統治構造の構築により始まる。著者たちは,2つの国際的プロジェクトの活動と結果を概観する。それは,ブラジルとカナダ共同のSister Watersheds project(2002~2008年)とカナダ,ケニア,モザンビーク,および,南アフリカ共同のClimate Change Adaptation in Africa projectである。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.