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J-GLOBAL ID:201302279255997628   整理番号:13A1357675

定置網の垣網の網成りを良好に保つための立碇の効果

著者 (3件):
資料名:
巻:号:ページ: 151-158  発行年: 2013年02月28日 
JST資料番号: L8256A  ISSN: 1883-2253  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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我が国の最も重要な漁法の1つである定置網の網型は,現在では落網が全国的に普及している。同網は垣網,運動場,昇網,第1,2(3)箱網から成り,側張りロープ(碇網と浮子により海面上に敷設される)からそれぞれの網が垂下されており,網自体は海底に固定されていない。定置網の水中形状(網成り)は潮流によって容易に変化し,それによって漁獲機能が大きく変化すると考えられる。網成りを良好に保つための伝統的手法である立碇の効果を能登半島の東海岸で検証した。垣網網裾の深度と20m深の流向・流速を,立碇ありとして143日,立碇なしとして231日間観測した。その結果,立碇ありの網裾は,立碇なしに対して約1.6倍の流速に達するまで離底しなかった。さらに,立碇ありでの網裾の吹き上がり距離は,逆流15cm/s・順流20cm/s以上の時は,立碇なしに比べて3.5~15.2m小さかった。しかし流速25cm/s以上では,立碇の有無に関わらず垣網は大きく吹き上がった。従って,立碇は流速15~25cm/sの時に最も効果的に機能していると考えられた。
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分類 (2件):
分類
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漁労装置,漁具  ,  漁労一般 
引用文献 (21件):
  • 1) 井上喜洋(2002)定置網(漁業)の総論.「定置網技術総覧」(井上喜洋編),北日本海洋センター,札幌市09-45pp.
  • 2) 新潟県水産海洋研究所・富山県農林水産技術センター水産研究所・石川県水産総合センター・福井県水産試験場・京都府立海洋センター・神奈川県水産技術センター相模湾試験場.東京海洋大学海洋科学部・九州大学応用力学研究所・(独)水産総合研究センター日本海区水産研究所(2009)日本海における急潮予報の精度向上と定置網防災策の確立研究成果報告書.131p.
  • 3) 井上喜洋(2002)定置網の水中性状と付着物網地の受ける抵抗と吹かれ.「定置網技術総覧」(井上喜洋編),北日本海洋センタ0,札幌市,417-466pp.
  • 4) 酒井光雄(1970)定置網漁業・大漁の条件.「漁具・漁法実例第3集(100例)」(茶碗谷洋編),北海水産新聞社,札幌市,262-268pp.
  • 5) 上野陽一郎・和田洋藏・戸嶋孝・傍島直樹(2000)落し網型定置網における漁獲量増加のための一手法.京都海洋セ研報,22,16-21.
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