抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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応用地理部環境地理課では,米国の地球観測衛星Terra及びAquaのMODISセンサーが観測したデータを東海大学との共同研究により入手し,空間分解能250mの正規化植生指標(Normalized Difference Vegetation Index以下,「NDVI」という。)データを作成・提供している。平成23年3月11日の東日本大震災の際の大規模な津波による海岸部の浸水及び植生流出は,空間分解能250mのMODISデータからでも概略を把握することができる。そこでNDVIデータだけではなく,正規化水指数(Normalized Difference Water Index以下,「NDWI」という。)データも作成し,浸水範囲のモニタリングを行った。また,震災前後のNDVIデータと比較したところ,東日本大震災の津波浸水域以外の農地においてもNDVI値の減少(植物の活力度の減少)を示す地域が認められ,現地及び資料調査から,震災による2次的な被害を現していることを確認した。また,平成23年1月の新燃岳噴火による降灰による植生減少も継続的にとらえることができた。このデータは,国土地理院長の承認を得て,同院の技術資料D5-No.30「応用地理部技術ノート第30号」を利用し作成したものである。(承認番号 国地企調第78号 平成25年5月24日)(著者抄録)