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J-GLOBAL ID:201302279686472239   整理番号:13A1494614

太平洋赤道域表面の寒冷化と関連する近年の地球温暖化の休止

Recent global-warming hiatus tied to equatorial Pacific surface cooling
著者 (4件):
資料名:
巻: 501  号: 7467  ページ: 403-407  発行年: 2013年09月19日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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大気中の温室効果ガス濃度が増加し続けているにもかかわらず,年平均の全球気温は21世紀に上昇しておらず,人為起源の強制が気候の温暖化をもたらしているという一般的な考え方に疑問が生じている。この地球温暖化の休止を説明するためにさまざまな機構が提案されているが,それらの相対的な重要性が定量化されていないため,気候感度の観測による評価が妨げられている。本論文では,東太平洋赤道域の近年の寒冷化を考慮すると,気候シミュレーションと観測結果を一致させ得ることを示す。我々は,放射強制力に加えて,熱帯太平洋中部から東部における海面水温の観測履歴を気候モデルに規定することで,全球の気温変動の物理機構を解明する新手法を提示する。この表面水温は全球表面のわずか8.2%を規定するにすぎないが,我々のモデルは,現在の休止期と温暖化の加速期を含む1970~2012年の年平均の全球気温を,相関係数0.97と驚くほど良く再現している。さらに,我々のシミュレーションは,ウォーカー循環の強化,北米北西部の冬の寒冷化,米国南部の長期的な干ばつを含む,温暖化の休止期における主な季節的特徴や地域的特徴を捉えている。これらの結果は,現在の温暖化の休止は,気候の自然変動の一部であり,特にラニーニャに似た十年スケールの寒冷化と関連していることを示している。同様の十年スケールの休止事象が将来起こる可能性はあるが,温室効果ガスの増加に伴って,数十年スケールの温暖化傾向が継続する可能性は極めて高い。Copyright Nature Publishing Group 2013
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分類 (2件):
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気候学,気候変動  ,  海洋の構造・力学・循環 
タイトルに関連する用語 (4件):
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