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J-GLOBAL ID:201302279867717250   整理番号:13A1378472

改変したβ-シクロデキストリンによるチトクロームcの不安定化

Destabilization of cytochrome c by modified β-cyclodextrin
著者 (4件):
資料名:
巻: 113  号:ページ: 1491-1496  発行年: 2013年09月 
JST資料番号: H0095C  ISSN: 1388-6150  CODEN: JTHEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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チトクロームcの安定性に対するシクロデキストリン(CD)の効果を明らかにするために,3種類の置換基(メチル,アセチル,2-ヒドロキシプロピル)で修飾したβ-CDの水溶液中で示差走査熱量計によりチトクロームcの熱変性について測定した。熱変性の中間温度は,変性したβ-CDの添加により低くなり,このことはチトクロームcが不安定であることを意味していた。CDによる不安定効果は置換基に依存しており,アセチル>メチル>2-ヒドロキシプロピルの順に増加していた。チトクロームcにおける改変したβ-CDの結合部数や結合常数の評価値は,メチル-β-CDで5.0±1.0及び10.3±2.9 M-1,アセチル-β-CDで13.8±3.6及び4.7±1.6 M-1,2-ヒドロキシプロピルで2.8±0.9及び7.0±3.0 M-1であった。アセチル-β-CDの不安定効果が最も高かったが,この要因はCDの包摂効果や2次構造中の水素結合に対してアセチル基の抑制効果により多くのCD分子がタンパク質と相互作用を起こしているからであった。逆に,2-ヒドロキシプロピル-β-CDの安定効果は最小であったが,これはチトクロームcのCDの結合がメチル基のより小さい構造と比べて,2-ヒドロキシプロピル基の立体的な障害が原因で抑制しているからであった。チトクロームcにおけるCDのモル比の不安定効果は,CDの不安定効果がタンパク質とCDの直接的な作用だけでなく,CDの間接的な相互作用も影響していることを示唆していた。Copyright 2013 Akademiai Kiado, Budapest, Hungary Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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蛋白質・ペプチド一般  ,  分子化合物  ,  多糖類 
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