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J-GLOBAL ID：201302279936452255   整理番号：13A0528082

カンキツのコルヒチン処理により作出した四倍体および倍数性キメラの形態的特性

Characteristics of Tetraploid and Ploidy Chimera Induced by Colchicine Treatment in Citrus

著者 (4件)： 柳本裕子 (広島県立総合技術研究所農業技術センター 栽培技術研究部) ,  金好純子 (広島県立総合技術研究所農業技術センター 広島レモン利用促進プロジェクトチーム) ,  古田貴音 (広島県立総合技術研究所農業技術センター 栽培技術研究部) ,  北野剛志 (広島県立総合技術研究所農業技術センター 栽培技術研究部)
資料名： 園芸学研究  (Horticultural Research (Japan))
巻： 11  号： 4  ページ： 449-457 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： L4829A  ISSN： 1347-2658  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コルヒチン処理により得られた20品種・系統の四倍体および2x-4x-4x倍数性キメラについて,葉および花の形態的特性の調査を行った.四倍体のすべての品種・系統において,葉の厚さが二倍体と比較して大きく,気孔密度が二倍体と比較して低かった.一方,花では,すべての品種・系統において二倍体との間に有意差が認められた形質はなかった.2x-4x-4x倍数性キメラでは,すべての品種・系統において葉の厚さが二倍体と比較して大きくなったが,気孔密度には一定の傾向がみられなかった.また,花では,すべての品種・系統において二倍体との間に有意差が認められた形質はなかった.これらの形態的特性は,コルヒチン処理個体群から四倍体および2x-4x-4x倍数性キメラ個体候補を粗選抜するために利用でき,フローサイトメトリーによる倍数性解析の効率化を図ることが可能である.(著者抄録)

シソーラス用語： *ミカン科 ,  *染色体倍加剤 ,  四倍体 ,  *キメラ ,  葉 ,  花 ,  *形態 ,  二倍体 ,  密度 ,  品種差 ,  系統差 ,  フローサイトメトリー ,  作物育種 ,  品種 ,  倍数体 ,  脂環式化合物 ,  脂肪酸 ,  エノールエーテル ,  カルボアミド ,  フェノールエーテル ,  エノン ,  芳香族縮合化合物 ,  側鎖アミンアルカロイド
準シソーラス用語： 花の形態 ,  *柑きつ ,  気孔密度 ,  *植物形態

分類 (3件)： 果樹  (FC03042G) ,  植物形態学・解剖学  (EH01040Y) ,  作物の品種改良  (FC02030G)

物質索引 (1件)： コルヒチン

引用文献 (24件)：

• Barrett, H. C. 1974. Colchicine-induced polyploidy in citrus. Bot. Gaz. 135: 29-41.
• Cameron, J. W. and R. K. Soost. 1969. Characters of new population of citrus polyploids and the relation between tetraploidy in the pollen parent and hybrid tetraploid progeny. Proc. 1st. Int. Citrus Symp. 1: 199-205.
• 春崎聖一・國料大輔・國武久登・小松春喜.2000.フローサイトメトリーによるカンキツ類の倍数性の判定.九州東海大農紀要.19: 45-52.
• Intrigliolo, F. 2008. Red Tacle. United States Patent 2008/0189813 P1.
• 岩政正男.1999.遺伝と育種.p. 288-312.岩堀修一・門屋一臣編.カンキツ総論.養賢堂.東京.

タイトルに関連する用語 (6件)： カンキツ ,  コルヒチン ,  四倍体 ,  倍数性 ,  キメラ ,  形態