文献

J-GLOBAL ID：201302280381696259   整理番号：13A1051392

高圧水素大流量の実流校正設備の構築とその評価

Construction and Evaluation of the Calibration Facility for High-Pressure Hydrogen Gas Flow Meters

著者 (5件)： 森岡敏博 (産業技術総合研 計測標準研究部門) ,  伊藤優 (岩谷瓦斯) ,  藤川静一 (岩谷瓦斯) ,  石橋雅裕 (産業技術総合研) ,  中尾晨一 (フローコル)
資料名： 日本機械学会論文集 B編(Web)  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series B (Web))
巻： 79  号： 800  ページ： 533-540 (WEB ONLY)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0183A  ISSN： 1884-8346  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究グループは,国家標準とのトレーサビリティを確保した形で流量計の高圧水素ガス実流校正試験を実施できる世界的に見ても唯一の設備である35MPa高圧水素大流量校正設備の開発を進めてきた。本報告では,構築した校正設備の不確かさ解析を含む詳細な説明とこの設備を用いて行った高圧水素用コリオリ流量計の性能評価および不確かさ評価の結果について報告する。本設備で供給できる水素の最大圧力は35MPa,校正可能な最大流量は350Nm3/hで,その相対標準不確かさは0.18%であった。また,実際に水素ステーションで水素の計量に使用されているコリオリ流量計の評価試験を行った結果,コリオリ流量計から得られる流量値の不確かさは,相対拡張不確かさで1.84%(包含係数k=2)であった。本校正設備によって高圧水素用流量計の実流校正が可能になったことから,この設備を活用することによって既存流量計の性能向上や改善の方向を図ることができると期待される。(著者抄録)

シソーラス用語： *水素 ,  *キャリブレーション ,  流量計 ,  評価試験 ,  不確実性 ,  質量流量
準シソーラス用語： *高圧水素 ,  Coriolis質量流量計

分類 (1件)： 流体の実験・試験・測定方法及び装置  (BC01020K)

引用文献 (21件)：

• (1) (財)日本自動車研究所,(財)エンジニアリング振興協会,“固体高分子形燃料電池システム実証等研究(第1期JHFCプロジェクト)報告書”,JHFCホームページ,http://www.jari.or.jp/jhfc/index.html(参照日2012年11月11日).
• (2) (財)石油産業活性化センター,(財)日本自動車研究所,(財)エンジニアリング振興協会,(社)日本ガス協会,“燃料電池システム等実証研究(第2期JHFCプロジェクト)報告書”,JHFCホームページ,http://www.jari.or.jp/jhfc/index.html(参照日2012年11年11日).
• (3) Deason, J. and Neef, H.-j., “ドイツにおける水素・燃料電池市場創出に係る活動”,燃料電池,Vol.11, No.1 (2011), pp.6-13.
• (4) Tak, J.H. and Lui, J., “カナダにおける水素燃料電池セクター: 2011年はさらに大きく前進”,燃料電池,Vol.11, No.1 (2011), pp.14-17.
• (5) Dunwoody, C., “カリフォルニア州における燃料電池車の初期商業市場への導入の進展と2011年の活動”,燃料電池,Vol.11, No.1 (2011), pp.18-22.

タイトルに関連する用語 (7件)： 高圧水素 ,  流量 ,  実 ,  校正 ,  設備 ,  構築 ,  評価