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J-GLOBAL ID:201302280941038767   整理番号:13A1216727

栽培ブドウ樹での遺伝構造は地理とヒトによる選抜にリンクする

Genetic structure in cultivated grapevines is linked to geography and human selection
著者 (10件):
資料名:
巻: 13  号: Feb  ページ: 13:25 (WEB ONLY)  発行年: 2013年02月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:ブドウ樹(Vitis vinifera亜種vinifera)は世界的に最重要で古代からの園芸植物の一つである。ユーラシア地方で8000~10000年前に栽培植物化され,その野生種である(V.vinifera亜種syvestris)から非常に多様で異型接合性の栽培形態へと進化した。本研究で著者らは,形態的および分子レベルでの広範な多様性を解明するために栽培変異の巨大サンプルにおけるブドウ樹の遺伝構造を調査し,またそれを栽培種利用,推定地理学的起源および歴史上の出来事とをリンクした。結果:著者らは,20のマイクロサテライトマーカーにより定義された2096の多重遺伝子座遺伝子型のデータセットを用いて栽培ブドウ樹の遺伝構造を解析した。著者らは,それぞれをサブグループへ割り当てるためSTRUCTUREプログラム内で実行されるベイズ理論手法とウォード法に基く階層的クラスタリング手法を用いた。個々の分析結果は,人による利用と地理学的起源により定義された主に3つの遺伝グループを示した。a)西方地域原産のワイン用栽培種,b)バルカン地方および東ヨーロッパ原産のワイン用栽培種,c)地中海沿岸東部,コーカサス,中央および極東の国々原産の食用ブドウ栽培種。第二構造レベルは付加的に2つのグループを示し,これはイベリア半島およびマグレブ地方原産の地理学的グループ,ならびにイタリアおよび中央ヨーロッパ由来の近年交配食用ブドウが構成するグループであった。多数の混成遺伝子型も同定した。構造クラスタ群は連携してファミリー遺伝子関連遺伝子型の大多数を再編した。ウォード法は,人為的な選抜と交配を介して生み出された限定された地理学的領域,特有のブドウ利用,またはファミリー遺伝子グループのいずれかに合致する構造第三レベルを示した。総括:本研究は,Vitis vinifera L.の栽培コンパートメントが遺伝的に構造化された証拠を提供した。栽培種の遺伝的近縁性は主として,地理学的効果と組合わさったヒトによる利用によって形成されてきた。大きな比率の混成遺伝子型の発見は,歴史を通じてブドウ生育地域間でのヒトが介在した多大な交換および近年交配の両方の足跡だと考える。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物分類学  ,  集団遺伝学  ,  作物の品種 

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