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J-GLOBAL ID：201302281192999565   整理番号：13A1290390

収縮環のin vitro収縮はミオシンII動力学に依存するが,アクチン動力学には依存しない

In vitro contraction of cytokinetic ring depends on myosin II but not on actin dynamics

著者 (7件)： MISHRA Mithilesh (National Univ. Singapore, Singapore, SGP) ,  KASHIWAZAKI Jun (Gakushuin Univ., Tokyo, JPN) ,  TAKAGI Tomoko (Gakushuin Univ., Tokyo, JPN) ,  SRINIVASAN Ramanujam (National Univ. Singapore, Singapore, SGP) ,  HUANG Yinyi (National Univ. Singapore, Singapore, SGP) ,  BALASUBRAMANIAN Mohan K. (National Univ. Singapore, Singapore, SGP) ,  MABUCHI Issei (Gakushuin Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Nature Cell Biology  (Nature Cell Biology)
巻： 15  号： 7  ページ： 853-859  発行年： 2013年07月 
JST資料番号： W1369A  ISSN： 1465-7392  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アクトミオシンに基づく収縮環は細胞分裂を駆動するが,詳細な機構は不明である。今回,in vitroで開始から最後までの収縮環収縮を研究する実験系について報告した。分裂酵母の細胞壁を酵素消化により除去しスフェロプラストを得,これを透過性にした。生じた細胞ゴーストは収縮環を保持した。透過性細胞の収縮環は,ATP依存性で,ミオシンII依存性に急速な収縮を示し,これは他の細胞質成分の非存在下で起こった。アクチン重合化も非集合化も収縮環の収縮に必要ではなかったが,外因性アクチン交叉架橋蛋白質の添加は環収縮を抑制した。分裂酵母細胞分裂から生じた収縮環を用い,環の集合に必要な蛋白質は全てそのin vitro収縮に必要ではないことを示した。in vitro法を用いた本分析は,環収縮の最小の必要条件で,即ち,F-アクチン,ミオシンII ATPアーゼと適切なアクチン交叉架橋で起こり得ると結論した。

シソーラス用語： アクチンフィラメント ,  収縮 ,  *ミオシン ,  分子動力学 ,  *アクチン ,  細胞壁 ,  スフェロプラスト ,  アデニンヌクレオチド ,  細胞質 ,  重合体 ,  集合 ,  架橋【高分子】 ,  *細胞分裂 ,  ATPアーゼ ,  アクトミオシン ,  重合 ,  リボヌクレオチド ,  Fアクチン ,  ミオシンII ,  収縮環 ,  *細胞質分裂 ,  シゾサッカロミセス属 ,  細胞構造 ,  アクチン重合 ,  膜 ,  生体膜 ,  微生物 ,  サッカロミセス綱 ,  サッカロミセス目
準シソーラス用語： Schizosaccharomyces ,  細胞構成体 ,  アクチン重合化

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞分裂・増殖  (EF02020D)

物質索引 (1件)： ATP【ヌクレオチド】

タイトルに関連する用語 (5件)： 収縮環 ,  収縮 ,  ミオシンII ,  動力学 ,  アクチン