抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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新中学校学習指導要領の技術科の内容「D情報に関する技術」の「プログラムによる計測・制御」学習を支援する,「小型コンピュータ」などからなる「ロボエレコム教材」を開発した。そして,これらの教材が生徒の学習を支援するかを検証するため,「情報処理の手順をフローチャートで考え,簡単なプログラムを作成する」実験授業1(先行研究)を行った。その結果,授業進行に伴って「プログラム作成力」が形成されることが分かった。しかし,「フローチャート作成を難しい」と感じている生徒が多かったことから,「フローチャート作成をプログラム作成の前提としない学習指導法」という仮説をたて,「プログラム作成を学習してからフローチャート作成を学習する」という実験授業2を実施した。その結果,実験授業1に比べて実験授業2の方が,フローチャートとプログラム作成力が高いレベルで形成されたことが分かり,仮説を明らかにすることができた。(著者抄録)