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J-GLOBAL ID：201302281396051072   整理番号：13A1130705

新しい画像符号化技術 1 HEVC(MPEG-H/ITU-T H.265)技術解説 1-2 HEVCのブロック分割構造および変換・量子化

著者 (1件)： 蝶野慶一 (NEC 情報・メディアプロセッシング研)
資料名： 映像情報メディア学会誌  (映像情報メディア)
巻： 67  号： 7  ページ： 533-536  発行年： 2013年07月01日 
JST資料番号： F0330A  ISSN： 1342-6907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： HEVCには新しい技術,すなわち符号化処理単位ブロックの拡張,変換符号化のブロックサイズの拡張,可逆圧縮やスクリーンコンテンツの高能率圧縮をサポートするための代替変換符号化が導入されている。ここではHEVCのブロック分割構造,変換,量子化,代替変換符号化を解説した。ブロック分割についてはそのツリー構造と各層について説明した。予測誤差の変換ユニット分割についても説明した。変換に関してはDCTに基づくコア変換と離散サイン変換に基づく代替変換があり,それぞれについて説明した。量子化に関しても,HEVC規格としては規定していないが簡単に説明した。HEVCの変換と量子化処理には可逆性が保証されていない。予測誤差信号に対する変換と量子化を行わないモードが導入されている。さらに急峻なエッジの保持のための変換スキップ処理も導入されており,これらを簡単に説明した。

シソーラス用語： *画像符号化 ,  長さ ,  DCT【変換】 ,  *変換符号化 ,  データ圧縮 ,  *画像量子化 ,  ツリー構造 ,  四分木 ,  *ブロック構造 ,  セグメンテーション ,  画像処理 ,  *H.265/HEVC ,  無損失圧縮 ,  画像セグメンテーション
準シソーラス用語： *HEVC ,  ブロックサイズ ,  *映像符号化 ,  可逆圧縮 ,  画像分割 ,  離散コサイン変換

分類 (3件)： テレビジョン一般  (ND12031N) ,  通信方式一般  (ND07010E) ,  技術の標準化・規格  (NA01050X)

引用文献 (8件)：

• SULLIVAN, G.J. Overview of the High Efficiency Video Coding (HEVC) Standard. IEEE Trans. Circuits Syst. Video Technol. 2012, 22, 12, 1649-1668
• HAN, W.-J. Improved video compression efficiency through flexible unit representation and corresponding extension of coding tools. IEEE. Trans. Circuits Syst. Video Technol. 2010, 20, 12, 1709-1720
• KIM, I.-K. Block Partitioning Structure in the HEVC Standard. IEEE Trans. Circuits Syst. Video Technol. 2012, 22, 12, 1697-1706
• YUAN, Y. Quadtree Based Nonsquare Block Structure for Inter Frame Coding in High Efficiency Video Coding. IEEE Trans. Circuits Syst. Video Technol. 2012, 22, 12, 1707-1719
• FULDSETH, A. Transform design for HEVC with 16 bit intermediate data representation. 5th JCT-VC Meeting (Mar.2011). 2011

タイトルに関連する用語 (5件)： 画像符号化 ,  HEVC ,  MPEG ,  ITU-T ,  量子化