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J-GLOBAL ID:201302281952989700   整理番号:13A1767316

簡易なチェックシートによるエゾシカの天然林への影響評価

An Evaluation of the Impact Levels of Sika Deer (Cervus nippon) on Natural Forests Using a Simple Check List.
著者 (6件):
資料名:
巻: 95  号:ページ: 259-266  発行年: 2013年10月01日 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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天然林におけるシカの影響を評価するには,森林の種組成や構造の違い,剥皮や枝葉の採食など影響の多様な形態を考慮する必要がある。また,広域の調査には多くの関係者が簡便かつ客観的に評価できる手法が望ましい。そこで,シカの食痕や足跡等に関する簡易なチェックシートを用いた調査を実施した。チェックシートは林野庁北海道森林管理局の森林管理署職員によって記入され,このうち天然林を対象とした1,371件を解析に用いた。シカの食痕等に関する10項目の回答を用いて多重対応分析を行ったところ,各地点のスコアはシカが多い,少ない,わからないという三つの方向を含む平面上にプロットされた。第1主成分は狩猟者によるシカ目撃効率(SPUE)と有意な相関があった。食痕の有無や不嗜好植物の量は「わからない」とする回答が多く,著者らが同一林小班内で確認した結果と比較したところ,食痕があるとする回答が少なかったことから,森林管理署職員の回答には食痕の見落としの可能性が示唆された。第1主成分のスコアをもとに,クリギング法によって推定された北海道全体の森林における評価結果は,従来の情報と比較して,妥当なものと考えられた。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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有害動物による植物被害一般  ,  森林生物学一般  ,  野生生物開発 
引用文献 (29件):
  • Akashi N (2009) Simulation of the effects of deer browsing on forest dynamics. Ecol Res 24: 247-255
  • 明石信廣 (2009) 幼齢人工林におけるエゾシカ食害の発生状況とエゾシカ生息密度指標との関係. 日林誌 91: 178-183
  • 明石信廣 (2012) 北海道の森林に広がるエゾシカの影響. 北海道の自然 50: 63-69
  • 明石信廣・南野一博 (2007) エゾシカの低密度地域における生息密度指標. 日林北支論 55: 104-106
  • 明石信廣・南野一博 (2008) 空知地方におけるエゾシカの生息状況と森林への影響. 光珠内季報 152: 10-13
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タイトルに関連する用語 (4件):
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