抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自動車のタイヤの歴史について解説した。1835年,ゴム製のソリッドタイヤが登場した。1839年,生ゴムに硫黄を加えて加熱し,弾性を生じさせる熱加硫法が発明された。ゴム製のソリッドタイヤは今日でも3輪車,乳母車に使われている。1895年,自動車に空気入りタイヤが初めて適用された。その後,すだれ織,カーボンブラック補強,ナイロンなどの化学繊維の登場,スチールラジアルタイヤが登場した。1970年代初めに,バイアスタイヤからスチールラジアルタイヤへの変化が行われた。スチールラジアルタイヤは,素材の変化,構造の変化,製法の変化を複合した事例である。道路,車,タイヤの全設計空間で有する設計要素をどう使っていくかが今後の課題である。