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J-GLOBAL ID：201302282257941035   整理番号：13A0528553

作型,マルチの種類および前作ダイコンがサツマイモのネコブセンチュウ害に及ぼす影響

Influences of Cropping Type, Mulch Materials and Preceding Radish Cropping on Root-knot Nematode Injury in Sweet Potato

著者 (7件)： 鈴木崇之 (九州沖縄農業研究センター畑作研究領域) ,  鈴木崇之 (九州大学大学院生物資源環境科学府) ,  岩堀英晶 (九州沖縄農業研究センター生産環境研究領域) ,  岩堀英晶 (九州大学大学院生物資源環境科学府) ,  安達克樹 (九州大学大学院生物資源環境科学府) ,  安達克樹 (九州沖縄農業研究センター畑作研究領域) ,  小林透 (九州沖縄農業研究センター畑作研究領域)
資料名： 日本作物学会紀事  (Japanese Journal of Crop Science)
巻： 82  号： 1  ページ： 1-10 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： G0811A  ISSN： 0011-1848  CODEN： NISAAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： サツマイモ栽培において,4月挿苗の透明ポリマルチ栽培,5月挿苗の黒ポリマルチ栽培および6月挿苗の無マルチ栽培の三つの作型がネコブセンチュウ害に及ぼす影響を比較したところ,遅い時期の作型では挿苗時の線虫密度および線虫害が減少した.次に線虫密度条件が同一である同一作期でマルチの種類が線虫害に及ぼす影響を検討したところ,透明ポリマルチ栽培および黒ポリマルチ栽培に比べ,地温が低い白黒ダブルポリマルチ栽培や無マルチ栽培で線虫害が軽減され,線虫害の発生に地温が影響していることが示唆された.またダイコンの作期はダイコンの線虫害に影響を及ぼすが,ダイコン-サツマイモ体系におけるダイコン栽培の有無・作期は,後作サツマイモ栽培前の線虫密度およびサツマイモの線虫害にはほとんど影響しないことが示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *サツマイモ ,  *ネコブセンチュウ ,  *マルチ ,  ダイコン ,  作型 ,  植物被害 ,  地温 ,  生息密度 ,  栽培的防除 ,  *無脊椎動物

分類 (3件)： いも類  (FC03036L) ,  線虫による植物被害  (FC04073L) ,  栽培的防除  (FC05020Q)

引用文献 (33件)：

• 1) 荒城雅昭 1982. ネコブセンチュウ汚染圃場におけるサツマイモ塊根部異常症の発生経過. 九病虫研会報 28 : 223-224.
• 2) 荒城雅昭・飯塚隆治 1991. サツマイモネコブセンチュウによるダイコンの被害および D-D剤の防除効果. 日線虫研誌 21 : 53-54.
• 3) Fortnum, B. A., D. R. Decoteau and M. J. Kasperbauer 1997. Colored mulches affect yield of fresh-market tomato infected with Meloidogyne incognita. J. of Nematol. 29 : 538-546.
• 4) 後藤昭・佐野善一・皆川望 1973. 有効積算温度によるサツマイモネコブセンチュウの侵入時期別発生予察. 九病虫研会報 19 : 124-128.
• 5) 日高醇・田中勝利 1967. サツマイモネコブセンチュウ (Meloidogyne incognita var. acrita Chitwood) のふ化状態と寄主体侵入に及ぼす温度の影響. 九病虫研会報 13 : 7-9.

タイトルに関連する用語 (5件)： 作型 ,  マルチ ,  ダイコン ,  サツマイモ ,  ネコブセンチュウ