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J-GLOBAL ID：201302282843401880   整理番号：13A1583786

量子非線形媒質における引き合う光子

Attractive photons in a quantum nonlinear medium

著者 (6件)： FIRSTENBERG Ofer (Harvard Univ., Massachusetts, USA) ,  LUKIN Mikhail D. (Harvard Univ., Massachusetts, USA) ,  PEYRONEL Thibault (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  LIANG Qi-Yu (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  VULETIC Vladan (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  GORSHKOV Alexey V. (California Inst. of Technol., California, USA)
資料名： Nature (London)  (Nature (London))
巻： 502  号： 7469  ページ： 71-75  発行年： 2013年10月03日 
JST資料番号： D0193B  ISSN： 0028-0836  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光の基本特性は,その構成粒子,すなわち質量がゼロの互いに相互作用しない量子(光子)に由来する。しかし,従来型の質量がある粒子に伴う相互作用に似た,個々の光子間のコヒーレントな相互作用を実現すれば,さまざまな新しい科学的応用や工学的応用が可能になることはずっと以前から知られていた。本論文では,量子非線形媒質の内部で,個々の光子が相互に強く引き合って質量がある粒子として伝搬し,そのため光子対の伝搬が2光子束縛状態に支配されることを実証する。これは,光と高励起リュードベリ状態にある強く相互作用する原子との分散結合を通して実現される。時間分解した量子状態トモグラフィーを使って2光子波動関数の動力学的発展を測定し,1ラジアンを超える条件付き位相シフトが偏光エンタングル光子対を生じさせることを実証した。この手法の特定の応用には,全光スイッチング,決定論的なフォトニック量子論理,光の強相関状態の発生がある。Copyright Nature Publishing Group 2013

シソーラス用語： *非線形光学 ,  *量子光学 ,  光子 ,  *光子-光子相互作用 ,  *束縛状態 ,  時間分解分光法 ,  トモグラフィー ,  状態 ,  *偏光 ,  *からみ合 ,  位相シフト ,  光交換 ,  論理 ,  Rydberg状態
準シソーラス用語： 光子対 ,  量子状態 ,  エンタングル状態 ,  光スイッチング ,  フォトニック量子論理

分類 (1件)： 量子光学一般  (BD04010X)

タイトルに関連する用語 (3件)： 量子 ,  非線形媒質 ,  光子