抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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脆弱な粘土路床の圧縮強度,割裂引張強度,CBRを高めるため,廃棄石膏プラスタボードから造った再生バサナイト利用を研究した。この再生バサナイトを道路に利用する研究では,工事で発生した脆弱路床2現場の土質2タイプを使った。再生バサナイトは固体材料であるが,水浸時の溶解防止のため高炉スラグセメントと1:1で混合した。試験済の土と混合して混合物4種類を造り圧縮強度,引張強度,CBR,容積変化,毛管上昇を試験した。この結果から再生バサナイト使用は土質2タイプでCBRと圧縮強度が著しく上昇し,圧縮強度やCBRの向上に比べると少ないものの引張強度も改善することを示した。水浸時の土質安定処理サンプルでは,膨張容積変化は混合物のバサナイト量が増えれば増加し,非水浸サンプルでは沈下容積変化は混合物のバサナイト量が増えると減少した。水浸と非水浸条件の両方で調査した容積変化は些細であること,混合物でバサナイト量が増えれば単位重量は増加し含水量は減ることを述べた。また混合物のバサナイト量はシルト土質例では毛管上昇低下に著しく影響したが,粘土例では些細であった。再生バサナイト利用は脆弱粘土路床の安定性パフォーマンスを高めること,高まった安定性は供用寿命を延ばし道路建設における断面厚を少なくできることを確認した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.