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J-GLOBAL ID:201302282964393869   整理番号:13A0035612

金属フタロシアニンなどの高機能分子を組み込んだポリチオフェン薄膜の光ルミネセンス特性評価

Photoluminescence characterization of polythiophene films incorporated with highly functional molecules such as metallophthalocyanine
著者 (7件):
資料名:
巻: 31  号:ページ: 011504-011504-11  発行年: 2013年01月 
JST資料番号: C0789B  ISSN: 0734-2101  CODEN: JVTAD6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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金属フタロシアニン(PcMs)を組み込んだ導電性高分子ポリチオフェン(PT)膜の光ルミネセンス(PL)を,PLと時間相関単一光子計数技術(TCSPC)測定で研究した。重合体膜は電気化学重合で作製された,そして,PcMsはPcMsを溶かすための溶剤としてアセトニトリルかトルエンを使用する拡散法によって重合体膜中に移動した。PL放出ピークの波長はドーピング工程で使用される溶剤に依存して変化した。アセトニトリルを使用して観測されたPL放出ピークはQバンドから発生したが,それらはトルエンのケースにおけるソーレー帯に割り当てられた。TCSPC測定値は,アセトニトリルを使用するとき,CoPc,Li2PcおよびMgPcによってドーピングされた重合体膜に対して,平均寿命が同等で,それらに依存しないので,PL放出がリガンド-リガンド遷移過程で生じることを示した。逆に,トルエンを使用すると,リガンド-リガンド放出がLi2Pc,MgPcおよびFePcによってドーピングされた膜に対して生じるのが確認された。PL放出パターンの著しい変化の原因を特定するために,X線光電子分光法測定を実施した。下方の結合エネルギー成分が,アセトニトリルで処理されたPcMをドーピングしたPT膜のC1sのコア・レベルのスペクトルに現れた,ところが,この成分がより高いエネルギーに移動して,トルエンで処理されたPcMをドーピングしたPT膜の主ピークに重さなった。下方の結合エネルギー成分はリガンドのベンゼン環のC原子による光電子に対応した。また,下方の結合エネルギー成分はアセトニトリルで処理されたPcMをドーピングしたPT膜のN1sコア・レベルスペクトルに現れた,そして,この成分はトルエンで処理されたPcMをドーピングしたPT膜に対してより高いエネルギーに移動した。これらの下方のエネルギー成分は,ピロール環の間をブリッジしているメソ位のN原子によるコア・レベルピークに割り当てられた。これは,トルエンで処理された膜のメソ位のNサイトの電子電荷がアセトニトリルで処理されたものより小さいことを示唆する。ベンゼンCサイトとメソNサイトのエネルギーにおける変化が,トルエンで処理された膜のフタロシアニンの電子状態がポルフィリン的であることを示唆するので,ソーレー帯はPL放出スペクトルにおけるメインになった。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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有機化合物のルミネセンス 

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