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J-GLOBAL ID：201302283461451990   整理番号：13A1334587

フライアッシュ造粒固化物への未焼成貝殻砕粉の添加効果-固化物強度への影響-

著者 (2件)： 日恵井佳子 (電力中研) ,  伊藤茂男 (電力中研)
資料名： 電力中央研究所エネルギー技術研究所研究報告  (電力中央研究所エネルギー技術研究所調査報告)
号： M12007  ページ： 19P  発行年： 2013年06月 
JST資料番号： L5636A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我が国の石炭火力発電所では,800万トンを超える(平成23年度実績)大量のフライアッシュ(FA)が排出され,今後も増大する傾向にあることから恒常的かつ大量に処理可能な技術が求められている。当所は,これまでにFAとその硬化に必要なカルシウム源として未焼成の貝殻廃棄物,石膏,石灰を用い,セメントの添加や加熱処理なく軽量骨材以上の強度が簡易に得られる固化物の製造技術について報告している。この研究の目的は未焼成の貝殻砕粉のFA固化物の材料強度に与える影響について検討し,貝殻混合の効果を明らかにすることである。1.貝殻混合の固化物強度への影響 ・貝殻または市販の炭酸カルシウムを同量含有する固化物を調製し,その強度を比較した。初期材齢では強度差が小さいが,材齢28日以降では貝殻を含有するFA固化物の強度が大きくなり,貝殻の形態で炭酸カルシウムを混合することが強度増大に効果的であるとわかった。さらに混合量を増やすとFA固化物の強度も増大することから,貝殻の混合量を調製することによって強度を高められることがわかった。

シソーラス用語： *火力発電 ,  *フライアッシュ ,  *貝殻 ,  石膏 ,  セメント ,  *炭酸カルシウム ,  走査電子顕微鏡 ,  細孔径 ,  *細孔 ,  粒度分布
準シソーラス用語： 石炭火力発電 ,  *石炭火力発電所 ,  石炭フライアッシュ ,  SEM【顕微鏡】

分類 (1件)： 火力発電  (NB03040D)

引用文献 (22件)：

• [1]一般財団法人石炭エネルギーセンター,石炭灰全国実態調査報告書(平成23年度実績),2013年3月.
• [2]石炭灰ハンドブック平成17年版,環境技術協会,日本フライアッシュ協会,2005.
• [3]橋本徹,長山明,"石炭灰を利用した再生路盤材(造粒物)の研究",北陸電力株式会社研究年報,第46号(H24.1.31発行).
• [4]斉藤直,宮國幸介,樋野和俊,平岡順次,日比野忠史,"石炭灰造粒物による津波堆積ヘドロの再資源化",土木学会論文集B3(海洋開発),2012,Vol.68,No.2,I_102-I_107.
• [5]北海道循環資源利用促進協議会建設資材部会石炭灰利用技術マニュアル作成ワーキンググループ,"地盤材料としての石炭灰利用マニュアル(概要板)",2005,pp.1-64. 江能

タイトルに関連する用語 (6件)： フライアッシュ ,  造粒 ,  固化物 ,  焼成 ,  貝殻 ,  添加効果