抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
官民連携しての海外都市開発(都市輸出)を推進している国として,しばしば韓国およびシンガポールが着目されている。本報告では,両国の都市輸出スキームを紹介し,そこから導ける示唆について述べた。韓国政府によって主導される都市輸出は,次のステップで行われる。1)案件形成段階,2)事業組成段階,3)事業推進段階,である。案件形成段階で案件実施の合意形成ができたら,その証としてMOU(了解覚書)を締結することが多い。シンガポールの場合も都市輸出のステップは,ほぼ同じである。この2国の都市輸出の事例から示唆されるところの今後の日本の都市輸出を推進する上で,官が担い得る役割・機能は,次の3点にまとめられる。それらは,1)政府によるワンストップ支援・総合窓口機能,2)トップセールス・協議促進,3)相手国の法制度整備支援・提案,である。