様々な位相成分と細孔構造を有するコンクリートにおけるCl拡散係数の異なる環境条件の下での時間依存性

HOSOKAWA Yoshifumi; YAMADA Kazuo; TAKAHASHI Haruka

文献

J-GLOBAL ID：201302284071241419 整理番号：13A0012759

様々な位相成分と細孔構造を有するコンクリートにおけるCl拡散係数の異なる環境条件の下での時間依存性

Time Dependency of Cl Diffusion Coefficients in Concretes with Varied Phase Compositions and Pore Structures under Different Environmental Conditions

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資料名：
巻： 10 号： 11 ページ： 363-374 (J-STAGE) 発行年： 2012年
JST資料番号： U0424A ISSN： 1347-3913 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

測定した拡散係数に時間依存性があることを示したレポートは多いが,その時間依存性のメカニズムを検討した研究はほとんどなかった。本研究の目的は,4つのパラメータ,すなわち,直線的な塩化物結合能力,単位セメント量,空隙率,および細孔構造因子を使用し,セメントのタイプと環境条件に因る拡散率の時間依存性の変化を調査することである。種々の位相成分と細孔構造を有するコンクリート標本を,様々なセメント基材と種々の混合比率を適用して準備した。そして,位相成分,細孔構造,および曝露温度,潮間帯や飛沫帯などの海洋環境条件によってそれらがどのような影響を受けるかを知るために,明示的と有効の拡散係数D_aとD_eを測定した。本論文では,浸漬時間に依存する表面塩化物イオン(Cl^-)濃度の変化により,拡散方程式の解析的解法をD_aの評価に適用できることを確認した。そして,混合比率と環境条件に依存する要因変化の観点から,D_aとD_eの経時変化について検討した。本研究では,典型的な細孔構造パラメータとしての屈曲度と狭窄度と共に,Cl^-の直線的結合を含むD_aへの影響因子,セメント含有量,および細孔構造因子に特に着目した。(翻訳著者抄録)

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コンクリート構造 , 自然災害 , モルタル,コンクリート

引用文献 (28件)：

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