抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スマートフォンやタブレット端末の急速な普及により,モバイルデータトラヒックが急激に増加している。急増するモバイルデータトラヒックの対策の一つとして小セル展開が考えられる。小セル展開は,一方で,多くの基地局が必要となり,エリアを構築するのに必要な設備導入,運用コストの増加を招く。そこで,ベースバンドユニット(BBU)をネットワーク側に集約させ,ローカルサイトに設置する機器やスペースを削減することで,設置コストや空調に係る電気代を低減することを目指した,Centralized-RAN(C-RAN)型のアーキテクチャーが提案されている。C-RANアーキテクチャーは,BBUリソースを複数のローカルサイトにあるRRH(Remote Radio Head)で共有することにより,BBU数を削減することが可能である。本稿では,C-RANアーキテクチャーに適したBBUとRRHの切替手法として,日変動や季節変動などの長期的なトラヒック変化に追従する準静的切替手法と,イベント等の短期的なトラヒック変化に追従する動的切替手法の2種類を提案する。提案手法を用いて,実トラヒックを模擬したトラヒックの時間変動を想定し,シミュレーションにより提案手法の効果を評価した。提案手法を用いることで,従来型のBBU-RRHをローカルサイトに設置する(Distributed RAN:D-RAN)に比べてBBU数を1/4程度まで削減できることを示す。(著者抄録)