抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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培養できても異なる時間間隔で培養不能(VBNC)となる海洋由来の食中毒菌Vibrio parahaemolyticus 1137について,その超構造及びストレス耐性の変化を調べた。桿状体をした対数期のV.parahaemolyticus細胞はVBNC状態で球状細胞となり,初期段階で異常な形の細胞を形成する。この初期段階で異常な形の細胞の細胞壁はゆるんだ状態で柔軟性があって細胞はふくらみ,新たな薄い細胞壁又は細胞壁の拡大は極位置で主に認められ,空の空間を包む。VBNC誘導期の時間が長引くとともに細胞壁は厚くなり,カルチャーで増加し,カルチャーは誘導状態から除かれ,その温度は1~2日間25°Cまで上昇した。VBNC誘導状態のもとにおけるV.parahaemolyticusの培養は熱,過酸化水素及び低塩分への耐性を顕著に増加させたが,胆汁塩への感受性が高くなった。未加熱のカルチャーに比べ,温度を上昇させたカルチャーの熱,胆汁塩及び低塩分への耐性は著しく高くなり,加熱したカルチャーも過酸化水素感受性が高くなった。VBNC誘導状態のもとで培養したV.parahaemolyticusカルチャー及び対応する昇温カルチャーは超構造及びいろいろなストレスへの耐性において栄養飢餓細胞とは異なるユニークな変化を示した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.