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J-GLOBAL ID:201302284898910205   整理番号:13A1028561

希土類のリサイクル: 批判的総説

Recycling of rare earths: a critical review
著者 (7件):
資料名:
巻: 51  ページ: 1-22  発行年: 2013年07月15日 
JST資料番号: W0750A  ISSN: 0959-6526  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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希土類元素は,永久磁石,ランプ用蛍光体,触媒,充電式バッテリーなどにおいて欠かせない材料であることから,グリーン経済への移行とともにますます重要になってきた。中国が世界の希土類の90%以上の産出国であり,輸出割り当てがますます厳しさを増すなか,世界のその他の国は希土類供給リスクに直面している。鉱山会社は今や開発可能な新たな希土類鉱床を積極的に開発し,一方,旧鉱山の再開発が行われている。経済的あるいは操業可能な希土類鉱床のない多くの国は,消費財スクラップ,希土類含有の消費前スクラップ,工業製品残渣,希土類含有耐用経過製品からの希土類のリサイクルに頼らざるを得ない。希土類のリサイクルはいわゆる「均衡問題」の視点からも推奨される。即ち,例えば,ネオジムを得るための希土類の一次採掘はより豊富に存在する元素:ランタンやセリウムを過剰に生成する。したがって,ネオジムのリサイクルは抽出されるべき希土類鉱石の総量を減らすことができる。希土類リサイクルに関する実験室規模の膨大な研究にもかかわらず,2011年までに実際にリサイクルされた希土類は1%未満にすぎない。これは主に,非効率な収集,技術的な問題,特に,インセンティブの欠如である。したがって,希土類のリサイクルには抜本的な改善が絶対必要である。これは,豊富な希土類リサイクルの文献を活用できる効率的で十分に統合されたリサイクリングルートの開発によってのみ実現できる。本稿は,3つの主な応用分野,即ち,永久磁石,ニッケル金属水素化物電池,及びランプ用蛍光体に焦点を当て,これらの文献について展望した。希土類含有の耐用経過材料の前処理及び最終的な希土類回収における先端技術を詳細に考察した。リサイクル画分中の非希土類元素からの希土類の分離のための高温や金及び湿式精錬ルートの両者をレビューした。希土類リサイクリングに対するライフサイクルアセスメント(LCA)の関連性を強調した。本レビューは,リサイクルは希土類の供給リスクの緩和のみならず,希土類採掘と精錬に係る環境問題も低減できる。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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