文献

J-GLOBAL ID：201302284950355398   整理番号：13A0873103

アップテーパ型マルチモードファイバを用いる広帯域・非接触・高効率光コネクタ

Wavelength Insensitive, Non-contact and Highly Efficient Fiber Optic Connector using Up-tapered Multi-mode Optical Fibers

著者 (3件)： 吉弘達矢 (富士フイルム 先端コア技研) ,  小野幸孝 (富士フイルム 先端コア技研) ,  笠松直史 (富士フイルム 先端コア技研)
資料名： FUJIFILM RESEARCH & DEVELOPMENT  (FUJIFILM RESEARCH & DEVELOPMENT)
号： 58  ページ： 56-59  発行年： 2013年03月27日 
JST資料番号： F0079A  ISSN： 0915-1478  CODEN： FFRDEK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アップテーパファイバを利用した波長無依存性,非接触性を両立する高効率のアップテーパ型マルチモードファイバを用いる光コネクタを提案・作製した。その結果,波長410,450,790nmにおいて0.9dBの挿入損失(伝送効率81%)を実証した。さらに,端面に反射防止加工を施すことで0.6dBの挿入損失(伝送効率87%)が期待されることが明らかになった非接触の光接続にも関わらず広い波長帯域にわたり高い伝送効率を得られることから,今回のアップテーパ型光コネクタは広い波長範囲の照射光を照射し,かつ光接続部の挿抜が繰り返されるような機器に適すると考えられる。光コネクタの原理,幾何光学シミュレーションによるアップテーパファイバの設計,過熱延伸・融着法による作製,ビーム拡がり角の減少,挿入損失の波長依存性などを説明した。

シソーラス用語： *多モードファイバ ,  *テーパ構造 ,  *広帯域 ,  非接触測定 ,  効率 ,  *ファイバコネクタ ,  幾何光学 ,  シミュレーション ,  挿入損
準シソーラス用語： アップテーパ型 ,  高効率 ,  伝送効率

分類 (1件)： 光導波路,光ファイバ,繊維光学  (BD06030H)

引用文献 (11件)：

• 1) Wall, R. Andrew.; Bonnema, Garret. T.; Barton, Jennifer K. Novel focused OCT-LIF endoscope. Biomed. Opt. Express. 2 (3), 421-430 (2011).
• 2) Fritsch, C.; Lang, K.; Neuse, W.; Ruzicka, T.; Lehmann, P. Photodynamic diagnosis and therapy in dermatology. Skin Pharmacol. Appl. Skin Physiol. 11, 358-373 (1998).
• 3) Presby, H.M.; Benner, A.; Amitay, N. Research on an expanded beam single-mode fiber-optic connector. Appl. Opt. 27, 3121-3123 (1988).
• 4) Shiraishi, K.; Aizawa, Y.; Kawakami, S. Beam expanding fiber using thermal-diffusion of the dopant. J. Lightwave Technol. 8, 1151-1161 (1990).
• 5) Amitay, N.; Presby, H.M. Optical fiber up-tapers modeling and performance analysis. J. Lightwave Technol. 7, 131-137 (1989).

タイトルに関連する用語 (5件)： マルチモードファイバ ,  広帯域 ,  非接触 ,  高効率 ,  光コネクタ