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J-GLOBAL ID：201302285036950888   整理番号：13A0723362

広域巨大災害を想定した自治体における受援体制の構築について

著者 (1件)： 黒田洋司 (消防科学総合セ)
資料名： 季刊都市政策  (都市政策)
号： 151  ページ： 19-26  発行年： 2013年04月01日 
JST資料番号： G0409B  ISSN： 0385-0390  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,自治体が受援体制の構築を図っていく上でどのような点を考慮すべきか,応援・受援の制度的経緯を概観した後,原則とすべき考え方,戦略と戦術について検討した。発災直後の原則とすべき考え方として,1)やせ我慢よりもおんぶに抱っこ,2)スピード最優先,3)受援は競争という3点がある。受援体制の構築に当たっては,受援の不確実性や多義性に適切に対処するため,その低減及び処理能力の強化を戦略とすべきである。この戦略の下で考えられる戦術として,受援分野の細分化・組織間関係の可視化,調整主体の明確化,受援本部の設置,組織間調整のパターンに応じた調整方法の検討,エリアの細分化,業務の細分化等がある。

シソーラス用語： *災害 ,  *自治体 ,  システム ,  助成 ,  *受容 ,  震災 ,  不確実性
準シソーラス用語： 阪神・淡路大震災 ,  支援 ,  支援体制 ,  受援 ,  *受援体制 ,  *大災害 ,  東日本大震災

分類 (2件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (12件)：

• 魚谷増男・川崎渉,1964,『市町村地域防災計画の運用と解説』川合武監修,第一法規
• 宇田川真之,2008,「防災情報共有システム」『災害情報論入門』田中淳・吉井博明編,弘文堂
• 黒田洋司,1995,「災害応急対策と組織デザインに関する考察」『地域安全学会論文報告集』No.5
• 黒田洋司,1998,「「自主防災組織」その経緯と展望」『地域安全学会論文報告集』No.8
• 黒田洋司,2008,「災害時に活動する組織・集団の分析視角」『災害情報論入門』田中淳・吉井博明編,弘文堂

タイトルに関連する用語 (5件)： 広域 ,  災害 ,  想定 ,  自治体 ,  構築