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J-GLOBAL ID：201302285121481722   整理番号：13A1557483

真菌の成分組成と恒常性の程度:不完全糸状菌類はむしろ後生動物,細菌,または植物に近いのか?

Elemental composition and degree of homeostasis of fungi: are aquatic hyphomycetes more like metazoans, bacteria or plants?

著者 (3件)： DANGER Michael (LIEC - Lab. Interdisciplinaire des Environnements Continentaux, Univ. of Lorraine, UMR CNRS 7360, rue C. Bernard ...) ,  CHAUVET Eric (Univ. de Toulouse, UPS, INPT, EcoLab UMR 5245, 118 route de Narbonne, 31062 Toulouse, FRA) ,  CHAUVET Eric (CNRS, EcoLab, 31062 Toulouse, FRA)
資料名： Fungal Ecology  (Fungal Ecology)
巻： 6  号： 5  ページ： 453-457  発行年： 2013年10月 
JST資料番号： W2335A  ISSN： 1754-5048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生態学的化学量論では一般的に,従属栄養生物は独立栄養生物より高度の成分恒常性を示すと推測している。固定消費生物栄養必要量と資源中で入手可能な栄養物の差により,従属栄養生物によって確保される栄養再循環の強度の予測が可能になる。従属栄養生物が有機堆積物分解に基本的な役割を果たすにもかかわらず,真菌成分組成について現在得られるデータは非常に少ない。本研究で,著者らはモデル生物として使った不完全糸状菌類の成分恒常性の程度を数値化した。後生動物とは反対であるが,植物と同様に,不完全糸状菌類は高度に可塑性の成分組成を示した。菌糸体も細菌について報告されている値よりはるかに高いC/栄養物比に達した。著者らが得た結果は真菌の非恒常性は明らかに,栄養再循環を取り扱う化学量論モデルに含めるべきであり,両方の分解生物群間の相互作用を調べる際に,一部の細菌株と真菌に見られる恒常性の相違を確実に検討すべきであることを示唆している。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *不完全糸状菌類 ,  *化学組成 ,  *循環 ,  成分 ,  生物分解 ,  生物相互作用 ,  微生物学的反応 ,  微生物分解
準シソーラス用語： *栄養素サイクル ,  *化学量論組成 ,  菌体成分 ,  植物微生物相互作用

分類 (2件)： 微生物の生化学  (EG03020N) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A)

タイトルに関連する用語 (8件)： 真菌 ,  組成 ,  恒常性 ,  程度 ,  不完全糸状菌類 ,  後生動物 ,  細菌 ,  植物