抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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粘性ダンパは1940年代に採用された歴史の長い技術である。最近のディーゼルエンジンにおいて,高度なターボ過給機技術や,高圧燃料噴射システムの導入に伴い,有効圧がクランク軸に大きな捩り振動をもたらすことを防止する。密封シリンダ中の自由フロート慣性リングを,粘性液で囲み,捩り振動が慣性リングに共鳴させることにより,外部ハイジングと独立に働くことにより,流体せん断力を生じさせ,振動エネルギーを熱エネルギーに変換させて,複数の周波数にわたり,振動を保護できる。この技術には,CNCを用いた精密な加工技術が不可欠である。本稿は,この技術動向を解説した。