文献
J-GLOBAL ID:201302285170932209   整理番号:13A0601965

フェムト秒蛍光分光による水溶液中のドキソルビシンの蛍光スペクトルにおける分子機構の解明

Unravelling molecular mechanisms in the fluorescence spectra of doxorubicin in aqueous solution by femtosecond fluorescence spectroscopy
著者 (5件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 2937-2944  発行年: 2013年02月28日 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ドキソルビシン(DOX)は広く使用されている抗がん剤であるが,DOXの蛍光特性は水溶液中における自己会合のためスペクトルの解釈が未だ確定していない。同じレーザー光源を用いた蛍光周波数逓倍法と時間相関単一光子計数法とを組み合わせた測定に基づき,初めてDOXのフェムト秒研究を行った。DOXの蛍光信号はモノマーおよびダイマーに由来するという証拠を示した。DOXの二量化は蛍光量子収率の3.9×10<sup>-2</sup>から10<sup>-5</sup>の劇的な減少を誘起し,これは蛍光スペクトルの約25nmのレッドシフトを伴う。モノマーの蛍光寿命が1nsであるのに対し,ダイマーの蛍光は約2psの寿命で減衰することがわかった。モノマーの場合とは対照的に,ダイマーの蛍光異方性は負であることがわかった。以上の実験的観測結果は,2つの励起状態の間の超高速内部転換(<200fs)機構と合致しており,おそらくその後で電荷分離過程が生ずるものと思われる。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
四環以上の炭素縮合多環化合物  ,  有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る