抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故により放出された放射性セシウムについて,長野県における降下(沈着)量の調査を行った。長野県内の平地10ケ所で調査を行ったところ,東北側の地域で,放射性セシウムの降下(沈着)が観測された。一方,南西側の地域では降下(沈着)が見られない地点が多く,検出された地点でも降下(沈着)量は微量であった。また,長野県北部(北信地方)に位置する飯綱山周辺の調査を行ったところ,放射性セシウム降下(沈着)量は標高に応じて変動しており,標高1100~1200m付近で最大値を示した。得られた結果について,気象条件等を勘案し考察を行った結果,放射性セシウムが移送される際,長野県の山が多い複雑な地形の影響を受けたことが示唆された。(著者抄録)