抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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設備施工時のミスと点検時のミスが重なり発生した火災事例を紹介した。機械室内の2基の非常用発電機を点検中に爆発音とともに黒煙が充満した。出火に至る直接の要因は,非常用発電機をオーバーホールした際,非常用発電機用エンジンの調整を誤り,左列のシリンダーの燃料噴射時期が排気工程と重なったため,噴射した燃料が未燃焼のまま排気されたことによる。また,逆止弁が非常用発電機用エンジンの消音器の一次側に設置されていたことから,非常用発電機2号基の排気が1号機の排気管側に滞留したことが被害の拡大要因になった。2号基の未燃焼の燃料が高温となった排気管内で発火し,排気管内のベーパーに順次引火し,1号基の逆止弁が内圧の上昇により破損したと考えた。