文献
J-GLOBAL ID:201302285683021830   整理番号:13A0485037

FeIIIキノリルサリチルアルジミン錯体: 稀な混合スピン状態錯体と急なスピン交差

FeIII Quinolylsalicylaldimine Complexes: A Rare Mixed-Spin-State Complex and Abrupt Spin Crossover
著者 (7件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 1082-1090  発行年: 2013年 
JST資料番号: W0744A  ISSN: 0947-6539  CODEN: CEUJED  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
配位子(8-キノリル)-5-メトキシサリチルアルジミン(Hqsal-5-OMe)の新規合成法を開発し,その方法で得たHqsal-5-OMeのX線結晶構造解析を行った。この配位子を含む2種類のFeIII錯体,[Fe(qsal-5-OMe)2]Cl・solvent(solvent=2MeOH・0.5H2O(1)及びMeCN・H2O(2),を合成し,それらの構造,電子的及び磁気的性質を調べた。150Kで錯体1は結晶学的に独立した低スピン及び高スピンFeIII中心をもつ稀な化合物であることが分かった。一方,錯体2は100Kで低スピン錯体であった。両錯体とも結晶全体に広がったπ-π及びC-H...π相互作用を含む構造で表せた。SQUID磁化測定から錯体2は245Kと275Kで二段階で急なスピン交差することを見いだした(各々第一及び第二ステップ)。第一ステップではわずかであるがヒステリシス(約5K)を示した。第一ステップと第二ステップの間には約15Kの平坦な領域が存在した。一方,錯体1は約10Kのヒステリシスを有する一段階の急な半スピン交差挙動を示した。これらの結果は57Fe Moessbauerスペクトルの結果とも一致した。また,両錯体共に-0.18VでFeIIに可逆的に還元され,+1.10Vでは配位qsal-5-OMe配位子の不可逆的酸化が起こることを示した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
鉄の錯体  ,  鉄族元素の錯体の結晶構造  ,  その他の無機化合物の磁性 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る