抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)とJ-POWER(電源開発株式会社)は共同研究として実施しているEAGLEプロジェクト遂行過程で,石炭ガス化炉内環境が苛酷な為に装着部材などが大きな損傷を受けやすいことを経験してきた。取り分け,温度監視に用いるセンサーの寿命は短く200hr程度で交換を余儀なくされる。ガス化炉の安定操業には炉内温度を正確に把握することが重要であり,このような苛酷な環境下に耐え,且つ経済性を持ち合わせた材料を得ることが急務と考えた。これら課題に際し,日本重化学工業(株)及び(株)岡崎製作所らと鋭意研究を進め,高耐食性元素で知られるクロムに着目し,純クロム材による熱電対保護管を製作し耐久性を評価した。その結果,従来材料の2.5倍以上の耐久性とコストが10分の1に低減できることにより,約25倍以上の総合効果を得ることができた。本報告では各種熱電対保護管材料の実機装着試験結果と純クロム保護管の耐食性に関して考察を加えその成果を紹介する。(著者抄録)