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J-GLOBAL ID：201302285932803380   整理番号：13A1233404

高透磁率軟磁性材料製の真空チェンバ

Vacuum chamber made of soft magnetic material with high permeability

著者 (6件)： KAMIYA J. (J-PARC, Japan Atomic Energy Agency, 2-4 Shirakata Shirane, Tokai, Naka, Ibaraki 319-1195, JPN) ,  OGIWARA N. (J-PARC, Japan Atomic Energy Agency, 2-4 Shirakata Shirane, Tokai, Naka, Ibaraki 319-1195, JPN) ,  NISHIKAWA M. (J-PARC, Japan Atomic Energy Agency, 2-4 Shirakata Shirane, Tokai, Naka, Ibaraki 319-1195, JPN) ,  HIKICHI Y. (J-PARC, Japan Atomic Energy Agency, 2-4 Shirakata Shirane, Tokai, Naka, Ibaraki 319-1195, JPN) ,  YANAGIBASHI T. (J-PARC, Japan Atomic Energy Agency, 2-4 Shirakata Shirane, Tokai, Naka, Ibaraki 319-1195, JPN) ,  KINSHO M. (J-PARC, Japan Atomic Energy Agency, 2-4 Shirakata Shirane, Tokai, Naka, Ibaraki 319-1195, JPN)
資料名： Vacuum  (Vacuum)
巻： 98  ページ： 12-17  発行年： 2013年12月 
JST資料番号： E0347A  ISSN： 0042-207X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 粒子加速器において,真空チェンバ内のビームに影響する外部磁界を遮蔽する効果的な方法は,高透磁率軟磁性材料を用いて真空チェンバを製作することである。著者らは,これら磁性材料候補としてパーマロイとフェライト系ステンレス鋼を選択した。しかし,現在に至るまで,磁性材料製真空チェンバに関する立証済みの追跡記録がない。それ故,著者らは詳細に観察し,確証すべき項目のリストを作った。これらの項目は,1)磁性材料の一般真空特性,2)磁気的徐冷条件とその各特性への効果,3)軟磁性材料製真空チェンバの磁気および真空特性である。磁性材料の脱ガス速度は,オーステナイトステンレス鋼のものと等価であった。良好な磁気遮蔽を850°C以上の徐冷で両磁性材料で得ることができたが,徐冷温度が高すぎると特性は劣化した。更に,良好な真空中の磁気徐冷を真空熱処理と組み合わせた。熱脱着分光(TDS)スペクトルは,表面近くにおけるバルク材料からの水素流出束の減少がこのプロセスで達成できることを示した。最終的に,このような磁性材料で真空チェンバを首尾よく作製し,満足すべき磁気遮蔽及び真空特性を得たので,3GeV J-PARCシンクロトロンのビームラインで使用した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *加速器 ,  ビームライン ,  *真空容器 ,  *磁気遮蔽 ,  *透磁率 ,  *軟磁性材料 ,  パーマロイ ,  ステンレス鋼 ,  真空脱ガス ,  熱脱着スペクトル ,  *真空技術 ,  研究施設 ,  シンクロトロン ,  外部磁場
準シソーラス用語： 粒子加速器 ,  フェライト系ステンレス鋼 ,  J-PARC

分類 (3件)： 真空技術  (BA02020L) ,  磁性材料  (NA04040H) ,  加速器一般及び理論  (BE02010M)

タイトルに関連する用語 (3件)： 透磁率 ,  軟磁性材料 ,  真空チェンバ