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J-GLOBAL ID：201302286126483606   整理番号：13A0306993

示差走査熱量法および赤外分光分析法による木材-プラスチック複合材料(混練型WPC)の定量分析

Quantification of polypropylene in wood plastic composites (WPCs) by means of differential scanning calorimetry and infrared spectroscopy

著者 (7件)： 小林正彦 (森林総合研) ,  久保智史 (森林総合研) ,  木口実 (森林総合研) ,  片岡厚 (森林総合研) ,  松永正弘 (森林総合研) ,  川元スミレ (森林総合研) ,  大友祐晋 (エア・ウォーター)
資料名： 木材保存  (Wood Protection)
巻： 39  号： 1  ページ： 7-15  発行年： 2013年01月25日 
JST資料番号： G0869A  ISSN： 0287-9255  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木材-プラスチック複合材料(混練型WPC)は,環境適合材料の一つとして世界的に注目されている材料である。WPCはデッキ材等のエクステリア材料が主用途となっているため,屋外での使用に際しての耐久性の評価に対する関心が高まっている。WPCの耐久性はWPC中の木材とプラスチックの量比により変化するため,WPC製品中の木材及びプラスチック含有量を定量する必要が生じている。本研究ではまず,示差走査熱量分析(DSC)法を用いた簡便な手法でWPC中のプラスチックの定量を試みた。次いで,非破壊分析法として全反射法によるフーリエ変換赤外分光分析(FTIR-ATR)法による木材及びプラスチックの定量分析を試みた。その結果,示差走査熱量法,赤外分光分析法,共に精度の高い検量線を引くことが可能であり,WPC中の木材やプラスチックの含有量を定量できることが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *プラスチック ,  *複合材料 ,  *木材 ,  *定量分析 ,  ATR分光法 ,  FTIR分光法 ,  示差走査熱量測定 ,  耐久性 ,  含有量 ,  非破壊分析 ,  迅速分析 ,  測定精度 ,  加工 ,  屋外試験
準シソーラス用語： FTIR-ATR ,  混練加工 ,  示差走査熱量分析 ,  *木材プラスチック複合材料

分類 (2件)： 改良木材  (FF05033J) ,  物理分析一般  (CC03011F)

引用文献 (24件)：

• 1) 木口実, 小林正彦: 木材・プラスチック複合材 (混練型WPC) の性能と技術動向, 木材工業, 67, 50-55(2012).
• 2) 渡邉厚: ウッドプラスチックの歩み, 木材工業, 67, 466-469(2012).
• 3) 木口実, 片岡厚, 松永浩史, 桃原郁夫, 川元スミレ, 大友祐晋: 木粉・プラスチック複合材 (混練型WPC) の耐久性(1)耐水性に及ぼす木粉含有率の影響, 木材保存, 36, 52-58(2010).
• 4) 木口実, 片岡厚, 松永浩史, 桃原郁夫, 川元スミレ, 小林正彦, 大友祐晋: 木粉・プラスチック複合材 (混練型WPC) の耐久性(2)土中埋設試験による耐朽性評価, 木材保存, 36, 150-157(2010).
• 5) Windt M., Meier D., Lehnen R. : Quantification of polypropylene (PP) in wood plastic composites (WPCs) by analytical pyrolysis (Py) and differential scanning calorimetry (DSC), Holzforschung, 65, 199-207(2011).

タイトルに関連する用語 (8件)： 示差走査熱量法 ,  赤外分光分析法 ,  木材 ,  プラスチック ,  複合材料 ,  混練 ,  WPC ,  定量分析