抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
3月は落葉果樹も暖かさを感じ,根や芽が活動し始めているが,突然の寒波など凍害,遅霜に注意しながら管理作業を行う事が必要である。ここでは,イチジク,カキ,ナシのそれぞれの3月度の作業を説明した。イチジクの作業は,地力維持のため客土は3年に1度程度行う事や,施肥は3月上旬に配合肥料を施用し,中旬には越冬病害虫の防除を行う。ネコブセンチュウについて発生確認方法が提示され,また発生している園地では,パストリア水和剤の散布を行うと良い。ハウスイチジクは着果時期に当たるため最低温度を15~17°Cに保つことが必要である。カキの作業は,3月中旬頃に石灰硫黄合剤を散布し特にフジコナカイガラムシ発生の園地では必須であるが,発芽時期を考慮し防除をする。ナシの作業は,摘蕾・摘花の時期に当たり,貯蔵養分の浪費防止,果実肥大の促進のために重要である。出蕾期に摘蕾し,結実させる花そうに2~3花残し,残す花は3~5番花とし,子花はすべて摘み取る事と説明した。