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J-GLOBAL ID：201302286413731840   整理番号：13A0030558

酸化キノン類はシアノバクテリアの日周期振動体に暗さ開始を直接合図する

Oxidized quinones signal onset of darkness directly to the cyanobacterial circadian oscillator

著者 (6件)： KIM Yong-Ick (Univ. California at San Diego, CA) ,  VINYARD David J. (State Univ. New Jersey, NJ) ,  VINYARD David J. (Princeton Univ., NJ) ,  ANANYEV Gennady M. (State Univ. New Jersey, NJ) ,  DISMUKES G. Charles (State Univ. New Jersey, NJ) ,  GOLDEN Susan S. (Univ. California at San Diego, CA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 44  ページ： 17765-17769  発行年： 2012年10月30日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 藍藻類の日周期振動体構成蛋白質KaiAとKaiCの活動は,光合成活動を反映するATP/ADP比とプラストキノン(PQ)の酸化還元状態の影響を受ける。KaiCのリン酸化はATP/ADP比に影響され,KaiAによるKaiCリン酸化は酸化キノンによって阻害される。今回,藍藻類における暗さ開始のマーカーである酸化キノンが体内時計をリセットする事を,in vivoとin vitroの実験で示した。In vivoでは,暗さ開始はプラストキノンの急激な酸化を生じた。また,ATP/ADP比は暗環境中で徐々に減少していった。このように,藍藻類では光合成活動の尺度であるATP/ADP比とプラストキニンの酸化還元状態が協調して,KaiAとKaiCの活動を通じて,体内時計に暗さ開始とその期間を伝える。

シソーラス用語： Synechococcus ,  藍藻類 ,  *キノン ,  日周期 ,  体内時計 ,  *タンパク質 ,  光合成 ,  リン酸化 ,  脂環式化合物 ,  ポリエン
準シソーラス用語： *KaiA ,  *KaiC ,  Synechococcus elongatus

分類 (2件)： 微生物生理一般  (EG03051L) ,  生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (1件)： プラストキノン

タイトルに関連する用語 (7件)： 酸化 ,  キノン類 ,  シアノバクテリア ,  日周期 ,  振動体 ,  暗さ ,  合図