抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,ディジタルカメラを始めとする撮影技術の発展とコンピュータ技術の普及により,文化財のディジタルアーカイブ化が盛んに進められている。とりわけ自然劣化が起こる有形文化財においては,破損,劣化することがなく,かつ,ネットワークを用いて不特定多数の人間へ公開を可能にするディジタルアーカイブは大変意義のある取り組みである。その一方で,撮影された大量のディジタル資料映像をどのように閲覧するのかが問題となる。本研究では,狭所空間や中空物体の内部構造など,比較的ビデオカメラの撮影動作に制約がある状態で撮影された動画像記録を対象としている。当該ビデオ動画に適するディジタルアーカイブの閲覧手法として,実空間の移動距離をアンカーポイントとした可変速スライダを応用し,網状スライダを提案する。さらに,文化財のビデオ動画閲覧時の操作に対して,本論文が提案するインターフェースの有用性を示す。(著者抄録)