抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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第17回JRMA海外調査団の視察のうち,今回は標記施設について報告した。1)コペンハーゲン中央駅:2008年に最新の改修が行われ,更に2017年開業予定の地下鉄の市内循環線が当駅に接続される予定となっている。駅構内やホームには様々な商業施設があり,入場券なしでホームまで入れる。近距離用の紙チケットはホームにある打刻機で打刻する。ICカード乗車券も本格的に導入されている。2)オーレスン海峡横断橋:デンマークとスウェーデンの間のオーレスン海峡を結ぶ,海底トンネル,人工島,斜張橋からなる全長16kmの海峡横断橋として2000年に完成した。このルートには複線の鉄道と4車線の道路が設けられ,列車は160~170km/hで走行している。3)スウェーデン国鉄X2000:国内主要幹線を走行するだけでなく,海峡連絡線開通に伴い2001年からコペンハーゲンまで乗り入れている。客室内全体はグレーを基調とし,内装材に木材を使うことによって明るく柔らかく暖かい感じが出ている。強制振子車両と聞いていたが,座っている限り振子客車に乗っているという感じはしなかった。4)ストックホルム中央駅:1日に25万人が利用する。駅コンコースの屋根がアーチ形となっており,圧迫感がないためか,とても広く感じる。コンコースの周りにはショップやチケットなどの販売窓口,自動券売機が立ち並んでいる。スウェーデン最大の空港,アーランダ国際空港への直通列車のホームが隣接し,空港とは約20分で結んでいる。なお,駅構内には空調設備や換気装置,排煙設備は見当たらなかった。(続く)